真っ暗 どうしたんだ我が集落
楽しい夕飯の時間なのに電気がつかない家庭がたくさん。
我が集落いったいどうしたんだろー
電気が付いているのは小さな商店をやっているような家だけです。
外は真っ暗。
街灯もないので日が落ちたら真っ暗になって懐中電灯がないと足元も見えないところですから、家の電気がついていないと外は暗闇そのもの。
どうも ほとんどの家で電気代を払ってなかったようです。
それで電気会社に電線を切られたみたい。
大体2ヶ月で最低料金が300ペソほど。
円だと1000円ほどですね。
これが払えなかったようです。
数年前までは電気がなかった地区ですから、みんなランプで夕飯を囲んでいるんでしょう。
朝になったらいつものように子供たちは外で走り回って元気です。
都会の貧民街のような悲惨さはここの貧乏集落にはありません。
3月4月は乾季で主な仕事の田んぼ仕事ができません。
雨がふらないんですから作物なんて育ちません。
みんな我慢我慢。
お米を借りて オカズは分けてもらって
じっと我慢です。
大人は小魚をとりに真夜中網を海に入れます。
朝にはその日のオカズとしてその小魚が食卓にのります。
フィリピンの田舎はそれは貧乏ですよ。
でもそれで不幸せってわけじゃないんです。
朝になればいつものように井戸端で冗談言って 洗濯。
男は山に木を切り出しに行って 担いで降りてきます。
便利さを諦めなければ フィリピンの田舎には住めません。